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今夜は、福島OG会に出席してきました。
講演は、三宅秀彦先生により、「出生前診断のトピックス」でした。 最近話題になっている、母親の血液から胎児のダウン症などを調べる検査、Non-Invasiv Prenatal Test(NIPT):無侵襲的出生前遺伝学的検査についてのお話でした。 NIPTとは、母親の血液中に存在する胎児DNAを特殊な方法で増幅して、染色体の数の以上であるダウン症(21トリソミー症候群)や18トリソミー症候群、13トリソミー症候群を判定する検査です。 今まで行われてきた羊水検査と比較すると、羊水検査では支給に針を刺して羊水を採取する必要があり、流早産のリスクが0.3%ほどありましたが、この方法は採血するだけですので、文字通り無侵襲的です。 ただし、羊水検査とは違って、確定診断ではないことや、21、18,13トリソミー症候群の3種類しか判定できません。それ以外の染色体異常は、羊水検査をしなければわかりません。またNIPTは、検査をしても判定できない場合が数パーセントあるとのことですので、羊水検査のかわりになるものではないようです。 出生前診断の手段が一つ増えたと考えた方が良さそうです。 院長 渡辺文則 渡辺医院(産婦人科 内科 小児科)
by fuwatanabe
| 2013-04-18 23:21
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