渡辺医院

緊急避妊法

　緊急避妊法とは、避妊をしなかった場合や、避妊を失敗した場合などに、妊娠を防止するという方法です。
　主に、ホルモン剤の内服で行います。
　薬剤の内服は７２時間以内（できるだけ早いほうが望ましい）にしなければなりません。
　緊急避妊法は正しく行った場合でも、妊娠を100％予防できるわけではありません。次回の月経が遅れた場合や、量が少ないなどの異常があった場合には、妊娠の可能性を考えて、必ず産婦人科を受診してください。
　なお、緊急避妊法は病気の治療はありませんので、自費診療となります。

渡辺医院（産婦人科　内科　小児科）

熱中症 院長室便り001

今年の夏は、異常な猛暑になっていますが、皆さんはどのようにして暑さをしのいでいますか。私は、人一倍暑がりなので、すぐエアコンに頼ってしまいます。あまりエアコンに頼りすぎるのはよくないと思いますが、今年は、あまりの暑さにエアコンをつけてしまうことが多いです。
あまりに気温や湿度が高いと、汗や蒸散（皮膚からの水分の蒸発）によって体温を下げることが難しくなり、熱中症が起きやすくなります。特に熱中症になりやすい、小さな子供やお年寄りにとっては、エアコンで気温を下げることも必要です。
ただし、気温を下げすぎたり、エアコンをつけっぱなしで寝たりしたら、風邪や冷房病で体調を崩しやすくなりますので、注意しなければなりません。
ニュースなどで報道されているように、今シーズンは熱中症が非常に多いようですので、少し熱中症について書いてみます。

＜熱中症の予防法＞
まず、暑さがきつい日中は、なるべく活動を避けるか、あるいは、エアコンで室内の温度を下げましょう。これだけでも、熱中症の発生をだいぶ減らすことができます。
ただ、仕事などで、どうしても避けることができないこともあります。その場合は、できるだけ風通しをよくし、帽子などで直射日光を遮ることが必要です。また、こまめに水と塩分を補給しましょう。
それでも、もし熱中症になってしまったら、どうすればよいでしょうか。
1風通しのよい日陰やエアコンの効いた室内など、涼しい場所で休むようにしてください。
2ネクタイなどの、きつい衣類をゆるめて、体を楽にしてください。
3水や保冷剤などを使って、体を冷却してください。（冷やしすぎに注意すること。）
4イオン飲料などで、水や電解質を補給してください。
　これらの応急処置をしてもよくならない場合や、明らかに症状が重い場合は、速やかに医療機関を受診してください。とにかく無理は禁物です。

無理せず、楽しく、暑い夏を乗り切りましょう。

院長　渡辺文則
渡辺医院（産婦人科　内科　小児科）